秋篠宮皇嗣殿下

秋篠宮皇嗣殿下のおことば

 第44回全国高等学校総合文化祭、「2020こうち総文」が、COVID-19の影響を受けながらも、Web上での発表・交流という形で開催されますことを大変喜ばしく思います。実行委員会をはじめ、関係者の熱意と創意工夫により、今までにない形の総文を作り上げてこられたことに深く敬意を表します。参加される皆様と直接お会いできないことが残念ですが、「WEB SOUBUN」の特設サイトが10月31日まで開設されておりますので、そちらを通じて発表や展示を観賞したいと考えております。

 また、全国的な学校の休業の影響で部活動への制約がある中でも、作品を発表するために多くの高校生が努力し、その成果を短い期間で披露できることに、作品に込める思いやひたむきさ、そしてたくましさを感じます。

 ご存知のように、「令和2年7月豪雨」により、熊本県をはじめ全国各地で大きな被害が生じました。今回、その被災した地域からの参加もあります。そして、その中には、通われている学校が被害にあった方々もおられると聞いております。また、身近に被災した方のいる参加者もおられましょう。ここに、心からお見舞いを申し上げます。

 さて、全国高等学校総合文化祭は、文化・芸術活動に取り組む高校生の祭典として、これまでも開催地の生徒が主体となって、地域の特性と若い世代ならではの感性を活かした大会づくりがなされてまいりました。このような高校生による文化・芸術の祭典が毎年開催されていることは、国民の芸術や文化に対する関心や理解を高めるとともに、多様な才能を開花させ、未来に向けた豊かな文化創造の土壌を培う上で、誠に意義深いことです。

 本年の大会テーマは、高知県の自然に相応しい「蒼海の知 緑樹の感 陽光の志 いま、南国土佐に集うとき」であります。参加される皆様が、日頃の活動で培われた創造性を発揮し、開催に向けて取り組んできた実行委員会の高校生の思いと一つになり、Webを通じてその成果を全国へと発信されるとともに、参加者相互の交流と友好の輪を大きく広げていかれることを期待いたしております。

 終わりに、困難を乗り越え、開催に向けて尽力された関係者に改めて敬意を表しますとともに、「2020こうち総文」が「WEB SOUBUN」として総文の歴史に新たな1ページを刻み、いつまでも皆様の心に残り、明日に向けた力となる素晴らしい大会となることを祈念し、私の言葉といたします。









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