吟詠剣詩舞部門

石川県

石川県高等学校文化連盟吟詠剣詩舞部会

石川県立小松商業高等学校、石川県立七尾高等学校、北陸学院高等学校

団体紹介

 私たち石川県高等学校文化連盟吟詠剣詩舞部会は、昭和55年の全国総文石川大会をきっかけに発足し、以来毎年連続して出場してきました。
 今年は、参加者それぞれの地元ゆかりの演目を発表します。弁慶の「智」・富樫の「仁」・義経の「勇」がぶつかり合う『勧進帳』でお馴染みの名場面を詠んだ「安宅の関」(小松商業高校)、七尾城攻略の際に上杉謙信が詠んだといわれる「九月十三夜陣中の作」(七尾高校)、金沢の町並みとお城の風情を詠った「あゝ金沢城」(北陸学院高校)。以上、力一杯発表します。よろしくお願いします。

構成吟のテーマ

ふるさと加賀能登(かがのと)

演目紹介

 日本海に大きく突き出した能登半島と、白山を源とする手取川の流域に広がる加賀平野が、私たちのふるさと「加賀能登」です。このふるさとの大地を舞台に、人々はさまざまな営みを繰り広げてきました。今年はその中から、歌舞伎『勧進帳』の舞台として知られる「安宅の関」、上杉謙信の見た「七尾城の月」、そして「城下町金沢」を取り上げて 詩歌でたどってみたいと思います。

独吟

安宅(あたか)の関(せき)

網谷(あみたに) 一才(いっさい) 作

詩文

朗朗(ろうろう)詠(よ)み終(お)わる 勧進帳(かんじんちょう)  
君(きみ)を打(う)ち涙(なみだ)を呑(の)む 金剛(こんごう)の杖(つえ)
誰(たれ)か忠臣(ちゅうしん)の 心情(しんじょう)に動(うご)かざる莫(な)し 
此(こ)の状(じょう)人(ひと)をして 長(なが)く忘(わす)れざらしむ

独吟

九月(くがつ)十三夜(じゅうさんや)陣中(じんちゅう)の作(さく)

上杉(うえすぎ) 謙信(けんしん) 作

詩文

霜(しも)は軍営(ぐんえい)に満(み)ちて 秋気(しゅうき)清(きよ)し
数行(すうこう)の過雁(かがん) 月(つき)三更(さんこう)
越山(えつざん)併(あわ)せ得(え)たり 能州(のうしゅう)の景(けい)
遮莫(さもあらばあれ) 家郷(かきょう) 遠征(えんせい)を憶(おも)う

剣舞

あゝ金沢城(かなざわじょう) 

山崎(やまざき) 桂花(けいか) 作

詩文

一 青葉(あおば)は薫(かお)る 城下町(じょうかまち) 
  辰巳(たつみ)の流(なが)れ 水(みず)清(きよ)く 
  歴史(れきし)はめぐる 幾星霜(いくせいそう) 
  伝統(でんとう)享(う)けて 栄(さか)えあり

二 白雲(はくうん)なびく 老松(おいまつ)や 
  見渡(みわた)す加賀路(かがじ) 日本海(にほんかい) 
  石垣(いしがき)あおく 苔(こけ)むして 
  甍(いらか)も白(しろ)き 石川門(いしかわもん)

  昔(むかし)を憶(おも)う雄藩(ゆうはん)の 長(なが)く威(い)を振(ふ)るいたるを   
  悠々(ゆうゆう)たる文化(ぶんか)は 更(さら)に輝(ひかり)を生(しょう)ず
  尾山(おやま)城下(じょうか)に 空(そら)を仰(あお)いで立(た)てば   
  過雁(かがん)一声(いっせい) 弦月(げんげつ)微(かす)かなり

三 異境(いきょう)に果(は)てし 南坊(なんぼう)の 
  弘(ひろ)めし教(おし)え 加越能(かえつのう) 
  梅(うめ)が香(か)匂(にお)う 庭(にわ)広(ひろ)く 
  往古(むかし)を偲(しの)ぶ 金沢城(かなざわじょう)


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